イタリア語・テキストレビュー:快速マスターイタリア語(著:松浦 弘明)
2014-01-28


おぉぉっと!!口内炎できかけで膨らんだ
ほっぺたをもごもごしている間に
更新がまたあいてしまった((((⊃〜`*))))もごもご
さて、みなさまヽ(*´∀`*)ノこんにちわーの
本日は10月に発売されたイタリア語テキストのレビューです。

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快速マスターイタリア語
著者:松浦 弘明
出版:語研
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文法が主のテキストになります。初級から中級(前半)くらいまでと、学習を長くサポートしてくれる内容です。
多くの初級者向け文法書は、イタリア語のデスマス、現在形〜シンプルな過去形(過去から見た更に遠い過去などを含まない)を中心に学ぶものが多いです。と言うのも、この部分が最も基本であり、入門するにあたって難しい(重要)と感じるところだからです。ですから初級本ではもっともページが割かれるところとなります。そして、もう少し複雑な文(もし〜だったら、〜です)などは、書かれていたとしても非常に簡素か、まったく書かれていないか。次のレベルのテキストが必要になります。しかし、こちらの文法書は、単純な過去形の後に学ぶそういった部分の基礎もカバーしてあります。もっと細かい表現を学ぶには、中・上級向けと題したものが良いと思います。
初級から学ぶ事ができるテキストとしては、広範囲に学べます。この点が、とても良い点だと感じます。

また、特徴として、テキストの進め方は「自分で考える力」が必要なタイプのテキストです。最初に説明があり、具体的例文と「例(型)」があります。例えば、イタリア語は主語によって、動詞の語尾が変化します。「例(型)」には、変化をする前の原形の形で書かれています。つまり主語によって、どう変化するかは、自身で考えて学習をすすめます。もちろん、規則的な変化等について説明があります。
先に述べた具体的例文というのは、主語が誰か(私なのか、彼なのか等)が決まっていて、それに伴って動詞も変化した状態(完成された)のもが書かれています。

他の特徴として、各項目で最初に覚えるべきポイント、学習の進め方として段階的にしめされています。「まずはコレ!」「されにコレ!」「最後にコレ!」という風に分かれています。
練習について特徴的なこととして、「声に出すこと」を勧めています。声に出して言ってみよう!です。他に、「音声を聞いて、音声の問いかけに答えてください。」といった問題形式です。多くのテキストは「作文」が多い中、おもしろい手法です。会話できるようになるには、実際に声に出すということが本当に大重要です。ぜひ、はじめてイタリア語をはじめるよ!という方も、問いで推奨されているように、声に出して練習することを私も勧めたい。
内容とは関係ありませんが、文字の大きさやフォントも読みやすくて、内容とともに、とても気に入りました。

最後に。独学でこれからイタリア語をはじめたいという方の視点で、上記テキストが適当かどうかについて書きたいと思います。
「長く使える」というの非常にメリットが高いです。しかし、まったくイタリア語学習経験ゼロの場合、それはこの1冊を終えるのに非常に時間がかかるとも言えます。また、上記で特徴としてあげましたが、考えて進める力も必要になります。性格的に、「飽きやすい」「独学に自身がない」方には、現在形〜過去形までを重点的においた内容がコンパクトな別のテキストからはじめる事をお勧めしています。

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[イタリア語テキスト・問題集]

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